婚約するときや結婚するときに指輪を贈るというのはもはや当たり前となっている現代。
それでも、そのトレンドや考え方は昔とはずいぶん変化した部分もあるでしょう。
今回はそんな結婚指輪に関するお話をご紹介したいと思います。
重要なのは指輪の値段ではなく「指輪を贈る」ということ
数年前に海外で話題になったこちらの出来事はご存じでしょうか。
生活が苦しい中、とある男性が恋人に結婚指輪をプレゼントしようとしました。
ところが、あまり高額な指輪ではなかったことに関してお店のスタッフが心無い言葉を口にしているのを聞いてしまい、男性はとても落ち込んでしまいます。
しかし、それを横で聞いていた恋人である女性は
「重要なのは指輪の値段ではなく、指輪を買うということよ。」
と言い、指輪の会計を済ませて受け取ると堂々とお店を出て行きました。
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お互いを思いやりその気持ちに応える、とても心温まるエピソードですよね。
この話がFacebookに掲載された当時、女性の言動に多くの称賛の声が寄せられていました。
結婚指輪の値段は愛に比例するのか?
あくまでIMULTAの考えですが、結婚指輪の値段というのはある程度「相手への思い」に比例して高額になるものだと思います。
昔から「婚約指輪は給料の3ヶ月分」なんて言葉があるように、金額は数字で表されるのでわかりやすい気持ちの証明にはなります。
ただ、それにばかり縛られて「高額なものではない=愛が足りない」とするのはいかがなものでしょう?
値段というのは売る側のお店、つまり他人が決めたものです。
もっとも重要なのは、どのような思いで相手に贈るか、そして受け取るかということですよね。
結婚そのものだけでなく指輪のスタイルも変化する
最近は結婚指輪のスタイルも変化してきていますので、高価なものでなくてはいけないと考えない方も増えているでしょう。
IMULTAにもプラチナやゴールド以外の素材でご相談いただく方が多くいらっしゃいますし、シルバーで作った指輪を大切に使い続けている方もいらっしゃいます。
毎年の結婚記念日にその年の指輪を購入して結婚指輪を更新するというスタイルのご夫婦もいらっしゃいます。
シンプルなものじゃないとダメだとお考えの方も少なくありませんが、基本的に毎日身に着けるものなので、好きなものや身につけたいと思うものを選んだらいいと思います。
愛をこぼさないようにエンゲージカバーで蓋をする
一昔前の婚約指輪はプロポーズのときに渡して後はしまっておくようなものでしたが、近年は普段使いできるようなかわいいデザインのものも珍しくありません。
さらに結婚指輪の上から婚約指輪を重ね着けする「エンゲージカバー」をする方も多く、「2人の永遠の愛と絆に蓋をする」と言う意味があるそうです。
エンゲージカバーセレモニーという、新郎が改めて婚約指輪をプレゼントして指にはめるという結婚式の演出があります。
こちらも定番として定着しそうなスタイルですね。
となると、婚約指輪と結婚指輪を合うようにデザインするのも面白そうです。
そもそも婚約指輪は不要と考えている方も一定数おり、この点でも多様化してきていますね。
世の中の多様化が進んで久しい昨今です。
結婚自体や夫婦の形だけでなく結婚指輪や婚約指輪のスタイルに変化が出るのは当然といえば当然でしょう。
だからと言って高い指輪がダメというわけでもありませんし、昔からの慣習を否定する必要はありません。
愛する相手に贈りたいもの、そしてそこに込められた思いは人それぞれ違います。
自分たちに合うスタイルを改めて考えてみるのも良いかもしれません。