メンズシルバーアクセサリーの人気モチーフ「フェザー(羽)」の意味と由来
share
メンズシルバーアクセサリーの人気モチーフの意味「フェザー(羽)」
今回はメンズのシルバーアクセサリーの人気モチーフ「フェザー(羽)」について紹介します。
フェザーの場合はそこまで「メンズ」という感じはしないかもしれませんが、最近では色んなタイプのフェザーがあるものの、大元のフェザーは大きめのシルバーアクセサリーなのでどちらかというとメンズのモチーフといえます。
鳥や鳥の羽というのは東西共に吉兆の印、ラッキーアイテムとして扱われているので非常に縁起のいいものです。
元々はインディアンジュエリーの人気モチーフですが現在は色々なところで作られていてそこまで発祥や意味について気にする人は少ないと思います。
レディースでも着けやすいような小さくて可愛らしいフェザーも出てきてますね。
ではシルバーアクセサリとしてのフェザーの発祥や西洋・日本などにおける羽根の意味を紹介します。
シルバーアクセサリーのフェザーの発祥
シルバーアクセサリーのフェザーはもともとはインディアンジュエリーのモチーフの一つです。
フェザーはインディアンジュエリーのモチーフの中で「友情」「平和」を意味します。
ネイティブアメリカンは正装で羽飾りをつけるようにネイティブアメリカンにとってフェザーは民族を象徴するモチーフになっています。
インディアンジュエリーで作られる羽がなんの羽かというとイーグル(鷲)です。
インディアンには独自の精霊信仰があり鷲はその中でも神の使いとして崇められており、鷲の羽というのはその力を宿したものなので非常に神聖なものです。
そのため元々のフェザーは大きな鷲の羽を模しているので大きなものが多いです。
フェザーモチーフの見た目が美しい事とインディアンジュエリー自体の美しさから日本でも普及しています。
では日本ではフェザーはどのような意味を持つものでしょう。
日本での羽根モチーフの意味
日本における無証ながらのエピソードで「羽」を連想したとき思い浮かべるのは有名なところで言うと日本ではヤマタノオロチの生贄を決める時のエピソードから生まれた「白羽の矢が立つ」という言葉。
これは生贄に選ばれた子供がいる家に白羽の矢が立つというエピソードなのでかなりネガティブなイメージもあります。
最近では「抜擢する」という意味でも使われているので一概にネガティブな意味とは言えませんが発祥自体はネガティブな伝承が由来になっています。
日本で羽根のポジティブなイメージで言うと日本の模様の一つに「矢絣(やがすり)」という模様があります。
矢羽根絣(やばねがすり)ともいう伝統的な柄で「はいからさんが通る」の主人公:花村 紅緒が来ている着物の柄ですね。宝塚好きな人とかご存じかと思います。
矢は一度放たれたら真っすぐ進んで戻ってこない事から結婚する女性が出戻らないように送る模様で自分の道を真っすぐ進むという意味での願掛けでもあります。
鳥はだいたい幸運の象徴
羽とはちょっと離れますがインディアンにとって鷲が神の使いであるように日本でも鳥が神様だったりします。
サッカー日本代表のマークにも使われている八咫烏(ヤタガラス)は太陽の神様なので縁起がいいですし、梟は「不苦労(ふくろう)」とひっかけて縁起物です。
中国では燕(つばめ)が幸運の鳥として人気があります。
西洋における羽根の意味合い
西洋での羽根の意味合い的には鳥というよりも「天使の羽」が幸運の象徴になっています。
この場合は羽というよりも翼に近いです。
他には羽ペンなどがあるように富の象徴になっている場合があります。(羽ペンをメインで使っていた時代は文房具は高級品なので、使用人に盗まれないように机の引き出しには鍵がついていたそうです。)
神話などにもいろいろなエピソードがありますが西洋では羽というよりも鳥の自体の方がモチーフとして人気があります。
日本と同じように梟はモチーフとして人気があるようです。
フェザーは初心者にオススメのモチーフ
フェザーはサイズによっては主張が強いアイテムになりますが、スカルほど尖った印象がないので幅広いファッションに合わせることが出来ます。
宝石が多く留まっているタイプはジュエリー然とした存在感もあるので大きさを考慮すればレディースとしても着けることが出来るので使いやすいモチーフの一つです。
始めてシルバーを買う時にライトに楽しみたい方はフェザーから入ってみるのがいいと思います。