モチーフの意味や由来:クロス(十字架)

モチーフの意味や由来:クロス(十字架)

メンズシルバーアクセサリーに使われる人気モチーフ

「クロス(十字架)」

メンズアクセサリーの限らず人気の高いクロスモチーフ。

近年のシルバーアクセサリーの中ではスカル・ハートに並んで三大モチーフといえるほど一般的に普及しているクロスモチーフですが、その発祥とモチーフが持つ意味とはどのようなものかを紹介します。

 

クロス(十字架)

シルバーアクセサリーだけではなく、あらゆる金種のアンティークジュエリーでも用いられる一般的なシンプルなクロス。

元々はクリスチャン(キリスト教の信者の方)が身に着ける宗教的な装身具でイエス・キリストが磔にされた十字架が発祥です。

 

ケルティッククロス

一般の知られているクロスモチーフは発祥がキリスト教で宗教的な意味合いが強く持ちますが、すべてのクロスモチーフがキリスト教発祥というわけではなくケルト民族が使うケルト十字(ケルティッククロス)などもあります。

十字に円がついており装飾的にケレン味があり見た目のファッション性が高く感じられますが、これもキリスト教徒は別の土着の宗教から発祥しているモチーフです。

ご当地では宗教的な建物の装飾以外に墓標(墓石のようなもの)としても使われています。

キリスト教との融合で生まれたともいわれますが、現地にはケルティッククロスと似た太陽十字というのがキリスト教の布教よりも前からあるらしいのでいつごろケルティッククロスが誕生したか詳しくはわかっていません。

 

アイアンクロス

このアイアンクロスは宗教的なものではなくドイツで生まれた陸軍の勲章がもとになっている十字架です。

イギリスの陸軍の勲章で「ミリタリークロス」(敵軍に対して積極的に行動した人に与えられる勲章)というクロスもあります。

 

お守りとしてのクロス

シルバーアクセサリークロス

クロスモチーフの発祥には色々ありますが現在ではお守り的な意味合いの強いクロス。

場所によっては神様への感謝として教会にクロスを奉納することも珍しくありません。

奉納するのはクロスだけでなく様々な素材のもの(シルバーアクセサリーだけでなく真鍮アクセサリーだったり、教会によっては木製のもの)を奉納するのですが、どのような形のものを奉納するかで意味合いが変わってきます。

 

タマタ・ミラグロ

現在ギリシャのタマタや南米でも残るミラグロ(スペイン語で奇跡)という風習があります。

手の形のアクセサリーや金槌の形、ハートの形など自分の願い事に合わせた形のアクセサリーを奉納します。

例えば足の骨折が早く治ってほしかったら足の形をしたシルバーアクセサリーを奉納するといった風習です。

クロスの奉納は日々の生への感謝や自身の信仰心の敬虔さの証明、敬虔な信者として生きるという神との契約の意味合いで使われると言われています。

基本的にアクセサリージュエリーは宗教的な偉い人(司祭など)が身に着けていた装飾品がもとになっています。(諸説あり)

 

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