ヴェールやアーミンという動物の毛皮由来の模様

支配者階級の権威の象徴となっていた毛皮の衣服から生まれた模様

中世の西ヨーロッパにおいて毛皮は支配者階級の権威の象徴として用いられることが盛んになりました。

当然ながら最初は防寒具として用いられることがメインだったものの、リスのお腹の白い毛だけを使うなどの希少性の高いものを織物の裏打ちに使うなど、その材料や使用方法によって富裕層の持ち物として高級品としての毛皮製品が出てきます。

 

ヴェールとアーミンは毛皮から生まれた模様

西洋の肖像画で中世の貴族が豪華な毛皮を纏って描かれている姿見たことがあると思いますが、その毛皮もいろいろな模様に染められているものがあり、それらの模様は紋章にも用いられることがありました。

それらは釣り鐘型の模様を連続したヴェール模様や白貂のようなイタチ科の動物の黒いしっぽから生まれたアーミンです。

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