昔買った指輪を久しぶりにはめてみたら指が太くなっていて抜けなくなってしまった!という経験はありませんか?
誰にでも起こりうる事態なので、いざ指輪が抜けなくなった時パニックにならないように解決方法を覚えておきましょう。
指輪が抜けない時の対処方法は?
- 石鹸水で指輪の滑りをよくする
- 石鹸水や油を塗ったうえで指輪と指の間に糸を通す
- 指輪を切る
即効性はありませんが、腕を長時間挙げて血流を下げるという方法もあります。
指輪が抜けない事による痛みやうっ血がなく、精神的に落ち着いている方は腕の血流を下げてから上記の方法を試すとより効果的です。
石鹸水で指輪の滑りをよくする
一般的な方法として石鹸水を使って滑りを良くします。
ハンドクリームや油(ごま油などの粘度の高いもの)で代用することも可能です。
一発で抜こうとしてグッと引っ張ると石鹸水がうまく作用しないので、まずは左右に捻りながら指と指輪の間に石鹸水を浸透させて十分になじませてからグリグリと捻りながら取りましょう。
指の関節が太くなって抜けなくなっている場合、ほとんどの場合は石鹸水を使うことで抜くことが可能です。
まずは落ち着いて石鹸水を試しましょう。
石鹸水や油を塗ったうえで指輪と指の間に糸を通す
石鹸水だけを使っても抜けない場合、個人でできる最終手段が糸を使った対処法です。
- 指輪と指の間に可能な限り太い糸を通す(絶対に無理してはダメ)
- 関節の根本側から指先側に向けて狭い幅で巻き付けていく
- 関節の太い部分を超えて細くなる部分まで巻き付ける
- 巻き付けたら指の付け根側から糸を引っ張って抜く
糸に石鹸水や油をなじませておくと効果的です。
手前にグイっと引いても抜けない場合は糸の回転に合わせてゆっくりと指輪を回して動かしながら抜きます。
この方法はがっちり抜けない状態でも糸を通せれば使えます。
指輪を切る
最終手段は指輪を切る事です。
ここまで紹介した方法で抜けなかった場合、強い痛みやうっ血がある場合は消防署に連絡してリングカッターで切ってもらいましょう。
指輪のカットは緊急の手段ですが、どうにもならない時は切るしかありません。
リングカッターを常備しているお店はほとんどないのでジュエリーショップではまず対応できません。
工房が併設されているショップならリングカッターがあるかもしれませんが、まず置いてないと思います。
指輪が抜けないほとんどのケースでは石鹸水で対処できるので、指輪を切る事態にまで発展することはまずないと思いますが、本当に抜けなくて痛みがある場合などは「こんなことで消防署に連絡してもいいのだろうか?」と考えずすぐに連絡しましょう。
人間は一日生活していると血流の関係で多少むくみます。
一時的にむくんで指輪が抜けなくなっているという事も十分考えられるので、強い痛みなどがない場合はまずは落ち着いて腕を心臓よりも高く上げて、むくみ対策で何とかなるか確認しましょう。
「指輪が抜けない!!」と思い込んでパニックになっている場合もあります。
痛みがない場合は手を握ったり開いたり、指を動かすだけでも抜けやすくなるので慌てずに対処しましょう。