メンズシルバーアクセサリーの定番モチーフ、スカル(髑髏)の意味と由来
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西洋での髑髏モチーフの意味合いとファッションアイテムとしてのスカル
日本ではシルバーアクセサリーが流行り始めた頃から定番として定着したのであまり由来や意味を気にしたことがある方はいないかもしれません。
西洋での髑髏の意味は「死」を意味します。
海賊船の旗の髑髏マークが一番わかりやすい例ですね。
宗教関係の有名な言葉で「メメント・モリ(死を忘ることなかれ)」という事があるようにスカルは死が傍らにあることを忘れないようにするためのモチーフです。
宗教的にはあくまでネガティブなイメージですが、1970年代からアメリカのバイカーファッションや前衛芸術に取り入れられることでファッションアイテムとして定着しています。
ロックやメタルと言ったら髑髏のアクセサリーを着けているイメージがありますよね。
現在ではアメコミ風の見た目のものなどキャラクターとしてのアレンジをされたものが多くあって「死」を感じるようなことはなく楽しまれています。
日本での髑髏モチーフの意味合い
さて西洋ではもともと「死」を意味する不吉なモチーフとして使われていたスカルですが、日本では意外にも吉兆のモチーフです。
仏教的な考え方もあるのですが人間が死んでも頭蓋骨(しゃれこうべ)が残るので生まれ変わりを意味するという事で縁起のいいものとされています。
髑髏柄というのは見た目はおどろおどろしいのですが実は縁起の良い柄なんですね。
また戦国時代などの戦で大将の首をとった後は首はしっかりと供養(首供養)するように、頭蓋骨は丁重に扱われました(首実検の前は女の人が首をキレイに洗ったりもします)。
現代とは死生観が全く違うのでピンとこないと思いますが、外連味が強いとしても髑髏はそこまで忌み嫌われるようなものではありませんでした。
メキシコでの髑髏モチーフの意味合い
一方、メキシコでのスカル(髑髏)は非常にポピュラーでポジティブなモチーフです。
有名なところで言うとメキシコでは11月2日は死者の日という祝日があり祝祭が行われます。
そこら中が髑髏だけになり参加者も髑髏のメイクをするなどして大いににぎわいます。
子供の霊も大人の霊も戻ってくるのでお祭り騒ぎをしようといった祝祭でめっちゃ陽気なお盆みたいな感じですね。
メキシコでは亡くなった家族の髑髏を家の中に置いておく風習もあるようなので、「死」を傍らに感じるにしても髑髏に対してネガティブな印象はないようです。
ストリートアクセサリー定番のスカルモチーフ
今回はメンズシルバーアクセサリーの定番モチーフの意味「スカル(髑髏)」編ということで、西洋・日本・メキシコでの髑髏の意味合いについて紹介しました。
- 一個は持っていたい定番アイテム
- インパクトがあるので一個でも寂しい感じがしない
- 経年変化のくすみが味になりやすい
このようにシルバーアクセサリーをこれから買ってみようという方にオススメのアイテムでもあります。
アメコミチックなものからリアルな造形なものまで自分好みのものを探してみてはいかがでしょうか。