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ゴシック装飾におけるユニコーン ─ 純潔と神秘を象徴する伝説の獣
ユニコーン(Unicorn)は、一本の長い角を持つ幻獣として、西洋・中東・アジアの複数の文化に登場します。 古代ギリシャの博物学者クテシアスがインドの動物として記述したのが、西洋史料での初出とされます。 その後ローマ時代や中世ヨーロッパの文献に広まり、キリスト教文化と結びつくことで象徴性が強まりました。
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メアンダー(メアンドロス)模様とは — 永遠を描く幾何学の美
メアンダー(Meander)模様は、直線と直角を繰り返し組み合わせた連続的な幾何学文様で、ギリシャ文様の代表格として知られます。 別名「ギリシャキー」「グリークフレット」とも呼ばれ、主に古代ギリシャの建築、陶器、モザイク装飾に広く用いられました。
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鳩は世界中の文化や宗教、美術装飾に登場し、平和・純潔・愛・聖霊といった象徴的な意味を持ちます。 本記事では、鳩モチーフの歴史的背景と文化圏ごとの解釈を整理し、装飾やデザインに取り入れる際のヒントを紹介します。
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羊は世界各地の文化や宗教、美術装飾に登場し、豊穣・清らかさ・犠牲・守護といった多様な意味を持ちます。 本記事では、羊モチーフの歴史的背景と各文化圏における象徴性を解説します。
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グリフィン(Griffin)は、鷲の上半身と獅子の下半身を持つ神秘的な生物です。 空の王者=鷲と、地上の王者=獅子を組み合わせた姿は、古代から「最強の守護者」として崇められてきました。
もっと見る彫金自体は奈良時代に日本に伝来した金属に線を彫る技術が元になっていると言われます。 また伝統的な彫金模様にもハワイアンジュエリーのような花をモチーフとした連続模様があり、年配の彫金師の方の中には「昭和彫り」と呼ぶ彫り方があります。 彫り方は同じモチーフを連続で彫る方法ですが、限られた範囲にモチーフを密集させたデザインになります。
もっと見る古代から君主のシンボルとして用いられた月桂樹というモチーフの由来と意味
月桂樹は古代から神聖な樹木とされ、月桂樹を冠上にした月桂冠は栄誉のシンボルとして競技の勝者や詩人などにも授与されました。 古代ローマの皇帝であったカエサルが常に月桂冠をかぶっているイメージがあるように、月桂樹は皇帝の象徴でもあります。
もっと見る古代ローマの神殿の柱頭装飾にエッグ・アンド・ダーツという卵と鏃(やじり)を交互に配置した模様があります。 古代ギリシアやローマの神殿建築に欠かせない装飾の一つで名前を知らなくてもモチーフ自体は目にしたことがある方も多いはずです。
もっと見る巴紋は期限がはっきりとしない文様ですが、世界中に存在している文様でありその渦巻状の紋様はアジア圏だけでも多くの種類があります。 水の渦巻く様子を紋様化している説がありますが日本でも「雲巴」のような雲をモチーフにした巴紋もあるので一概には言えないようです。 日本では平安時代後期から服装などに用いられるようになったとされその後瓦の装飾など建築にも広く刻まれるようになりました。 雷様の背負っている...
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